はじめに 企業の脱炭素戦略は「理想」から「現実」へ(Ⅺ)
次世代燃料として「グリーン燃料」の開発が進められており、①バイオ系燃料(バイオマス・バイオガス・バイオ燃料)、②合成燃料(e-fuel)、③水素系燃料(H₂・アンモニア)に分類できる。世界のほぼ全ての燃料メーカーは、 天然ガスの水蒸気改質(SMR)+CO₂回収(CCS)で製造される「ブルー水素」を短中期の主力製品と位置づけている。その理由は明確で、①グリーン水素より低コストで大量生産が可能、②既存の天然ガス設備を使えるため投資を抑えられるためである。