バイオマス

エネルギー

進むネガティブエミッション技術(Ⅱ)

2020年代に入ると、急速にバイオマス発電所などへのCCS設備の導入が始まった。バイオエネルギーを使って炭素を回収・貯留するBECCSの1種である。基本的にバイオマス発電所はCO2排出量が実質ゼロとみなされるため、付帯されたCO2分離・回収(CCS)設備が稼働すれば、大気中のCO2を減らすネガティブ・エミッション(負の排出)発電所となる。具体的な、貯留・固定化については、様々である。
火力発電

CO2回収貯留とその有効利用(Ⅴ)

2020年代に入ると、急速にバイオマス発電所へのCCS設備の導入が始まる。基本的にバイオマス発電所はCO2排出量が実質ゼロとみなされるため、付帯されたCCS設備が稼働すれば大気中のCO2を減らす「ネガティブ・エミッション(負の排出)」発電所となる。
航空機

欧米で進むバイオジェット燃料の規格化

ASTM D7566規格認証を受けると、現在のジェット燃料の規格であるASTM D1655の要件を満たすものと見なされ、代替燃料として規格面では民間航空機でいつでも使用可能となる。すなわち、エンジンや機体の改変を要しない、Drop-in Fuel として導入することができる。ただし、現時点では石油由来のジェット燃料と混合して使用することが義務付けられている。
航空機

航空機用の代替燃料(化石燃料、総植物由来、水)

航空機用の代替燃料は、化石燃料由来、動植物由来、水(水蒸気)に大分類できる。中でも、動植物由来のバイオ燃料については化石燃料を原料としないため、カーボンニュートラル(Carbon neutral)の考えに沿った代替燃料として期待が大きい。
航空機

国際航空のCO2排出量の削減とSAFの導入

連の国際民間航空機関(ICAO)は2020 年以降 CO2 排出量を増加させないとし、2050年まで燃料効率の年率2%改善を目標に策定している。このCO2排出量の削減目標に対して代替燃料としての持続可能な航空燃料(SAF)への期待は極めて大きく、欧米を中心にバイオジェット燃料の開発・導入が推進されている。