ケム川に架かる数学橋@英国ケンブリッジ

いろいろ探訪記
写真1 英国ケンブリッジ大学クイーンズ・カレッジのケム川に架かる数学橋

 ロンドン市内キングズ・クロス駅から鉄道を使い、1時間15分でケンブリッジ駅に到着。駅前からバスに乗り換えて約10分でクライスト・カレッジ傍のバス停に到着しました。5分程度歩くとクイーンズ・カレッジのケム(Cam)川に架かる数学橋(Mathematical bridge)が見えてきました。

 このケム川には数学橋以外にも幾つかの橋が架けられており、ケム川に掛けられた橋というケンブリッジ(Cambridge)が都市の名前の由来にもなっているそうです。アーチ橋は、その下を船がくぐるのにも適した構造ですね。

 この数学橋はWilliam Etheridgeにより設計され、1749 年にJames Essexにより架橋されました。公式名称は木の橋(Wooden bridge)下路式アーチ橋です。橋桁はしげたは複数の直線状の木材で構成されており、アーチを形成する接線材と、それを束ねる放射材が三角形(トラス)を形成しています。

 接線材にはほぼ完全に圧縮の力が働き、 放射材はほぼ完全に引張の力が働くため、これらの部材にはほとんど曲げの力が作用していません。また、両岸の石造橋台で橋桁が固定支持されています。数学的に美しい(シンプル)ので、数学橋と呼ばれているのでしょう。

写真2 多くの著名人を輩出したキングス・カレッジ
写真3 夏休みの観光ボート(バント)は学生アルバイトが操船

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