
空飛ぶクルマ(Ⅱ)
固定翼機は、走行時に翼を折りたたみ飛行時に翼を展開するSTOLから、フラップに推力偏向電動ダクト(DEVT)ファンを並べたeVTOLへと進化している。固定翼/回転翼複合機では、垂直離着陸用と前方への推進用に2種類のプロペラを使い分けるeVTOLと、離着陸時には上を向き巡航時には進行方向を向く推力偏向型のeVTOLが開発されている。現状の蓄電池性能を考慮すると、いずれも大型化と飛行距離には問題があるため、ガスタービン発電と蓄電池のハイブリッドエンジン搭載が有望視されている。