航空機

電動航空機の開発動向(Ⅲ)

NASAは150人乗りクラス旅客機で、パラレル方式の「SUGAR Volt」やシリーズ方式の「STRAC-ABL」の開発を進めている。また、将来を見据えてウィングボディ形状のターボ・エレクトリック分散推進方式(TeDP)の旅客機「N3-X」を発表している。JAXAもSOFC-ガスタービン複合サイクル発電機を搭載したシリーズ方式のエミッションフリー航空機を発表している。
航空機

電動航空機の開発動向(Ⅱ)

現状の蓄電池性能では航続距離の問題から完全電動化が困難な中大型旅客機を対象に、ハイブリッド航空機が大手航空機メーカーによる開発が進められている。小型航空機のハイブリッド化開発も報告されているが、中~大型旅客機のハイブリッド化ための第一ステップと位置付けられる。
航空機

電動航空機の開発動向(Ⅰ)

電動航空機の開発はリージョナル航空機(短距離輸送用ターボファンエンジン搭載航空機市場を目指し、大手航空機メーカーを中心にハイブリッド化が進められている。一方で、小型プロペラ機は電動化メリットが大きいため、ピュアエレクトリック化が進められている。しかし、2010年代後半から、都市型航空交通を目指して、多くのスタートアップが「空飛ぶクルマ」を市場投入しており、小型電動航空機市場は百家争鳴の状況にある。
エネルギー

2021年度のエネルギー需給実績

2022年11月、経済産業省は2021年度のエネルギー需給実績(速報)を公表した。最終エネルギー消費は前年度比2.0%増で、新型コロナウイルス感染拡大の落ち込みから戻した。一次エネルギー供給は、前年度比3.4%増で、内訳は化石燃料が8年ぶりに1.4%増である。 その結果、エネルギー由来のCO2排出量は、前年度比1.2%増の9.8億トンであった。
いろいろ探訪記

ひれの長い錦鯉@皇居東御苑

写真1 皇居東御苑の二の丸庭園で見つけたヒレナガ錦鯉 東京駅から銀杏並木を愛でながら20分ほど散策し、皇居東御苑に到着しました。目を引いたのは二の丸庭園の池をゆったりと泳ぐ錦鯉でした。一般の錦鯉に比べて、尾ビレ、胸ビレなど、ヒレというヒレが...
航空機

次世代航空機の開発動向(Ⅲ)

広義の電動航空機(EA)には、ジェットエンジンと電動モーターを組み合わせて使うハイブリッド航空機(HEA)、蓄電池のみの狭義の電動航空機であるピュアエレクトリック航空機(PEA)、燃料電池航空機(FCEA)が含まれる。また、次世代航空機には燃料電池航空機(FCEA)に加えて、水素タービン航空機(HTA)の開発が進められている。
航空機

次世代航空機の開発動向(Ⅱ)

2018年7月に、航空機電動化コンソーシアム(ECLAIR)が設立され、日本の航空機電動化の技術開発と航空・電機産業間の連携を促進し、航空機電動化技術の国際競争力向上を目指すことを目的として活動が始まった。しかし、開発が緒に就いた段階であり、社会実装には程遠いのが現状である。
航空機

次世代航空機の開発動向(Ⅰ)

次世代航空機の開発動向は、同様に低環境負荷を目指す次世代自動車と良く似ている。ただし、次世代航空機ではバイオジェット燃料の供給の可能性は十分にあるとして、空港のインフラ整備による持続可能な航空燃料(SAF)の検討が進められている。一方で、ハイブリッド機→電動航空機・燃料電池航空機・水素タービン航空機へと向かう研究開発が始められている。
いろいろ探訪記

永観堂で紅葉を愛でる@京都市左京区

京都地下鉄東西線の蹴上駅で下車し、南禅寺を経由して徒歩約25分、紅葉(モミジ)を愛でに永観堂を訪れました。その鮮やかな黄色と赤色の美しさには、目を見張るばかりです。紅葉や落葉は、植物が冬を越すために活性度を下げる仕組みで、季節の変化が厳しい地域に適応するための生き残り手段のひとつなのです。
エネルギー

火力発電所の仕組み(Ⅴ)

地球温暖化問題が注目される中でガスタービンの高温化による高効率化が進められ、ガスタービン・コンバインドサイクル発電システム(GTCC)の導入が進められた。ガスタービン高温部品(動翼、静翼、燃焼器)には冷却技術、構造材料、コーティング技術が高温化に大きな役割を果たしている。