永観堂で紅葉を愛でる@京都市左京区

いろいろ探訪記
写真1 永観堂の紅葉

 京都地下鉄東西線の蹴上駅で下車し、南禅寺を経由して徒歩約25分、紅葉(モミジ)を愛でに永観堂を訪れました。その鮮やかな黄色と赤色の美しさには、目を見張るばかりです。

 永観堂の正式名称は「聖衆来迎山(しょうじゅらいごうさん)無量寿院(むりょうじゅいん)禅林寺(ぜんりんじ)」で、863年創建です。第七世永観律師にちなみ「永観堂」と呼ばれています。ご本尊は微笑みながら首を左にかしげて振り向いておられ、「みかえり阿弥陀」と呼ばれています。

 モミジの葉では空気中のCO2と吸い上げた水を使い、光合成により養分(有機物)と酸素が作られます。効率良く光合成を行うため、葉緑素(クロロフィル)が重要な役割を果たします。葉緑素は光の3原色(赤、青、緑)のうち主に青と赤の光を吸収し、緑の光を反射するため葉は緑に見えます。

 秋になり気温が低くなると光合成の速度が遅くなり、日照時間が短く、太陽光も弱まるため、モミジは葉の活動を徐々に低下させ、次の冬支度1.2.3.4.を始めます。

  1. 葉の根元に「離層」を形成して水や養分の行き来を減らしていきます。
  2. 葉のクロロフィルを分解し養分に変えて幹に送るため、葉の緑色が弱まり、もとから葉にあった別の色素(カロテノイド)の黄色が目立つようになります。
  3. 葉には赤や紫の色素であるアントシアニンという物質がつくられることで紅葉が進みます。
  4. 葉の根元にできた離層が完成すると、落葉が始まります。

 紅葉や落葉は、植物が冬を越すために活性度を下げる仕組みで、季節の変化が厳しい地域に適応するための生き残り手段のひとつなのです。

 多肉植物も20℃を目安に気温が下がり、朝晩の温度差が10℃以上になると紅葉が始まります。肥料を控えめにし、小さな鉢で管理して根詰まりを引き起こすなど厳しい環境で育てると、より紅葉しやすくなるようです。

 多肉植物も寒くなると光合成の速度が遅くなり、成長に必要な光量と水が過剰になり、その結果アントシア二ンという赤い色素を作ります。アントシア二ンは遮光効果と活性酸素の量を減少させる効果があるそうで、自分を守る防御反応のような仕組みといえるでしょう。

写真2 下葉から赤みを増すエケベリア
写真3 セダム虹の玉の紅葉
写真4 葉の縁が赤みを増すデザート  ローズ

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